Collabora Office 24.04 ヘルプ
ドキュメントにコンボボックスまたはリストボックスを挿入すると、ウィザードが自動的に開始されます。このウィザードでは、表示する情報を対話式で指定できます。
ウィザードのオン/オフ アイコンでウィザードの自動起動をオフにできます。
コンボボックスとリストのウィザードでは、最終ステップが異なります。コントロールフィールドの性質が異なるためです。
リストボックス
リストボックスでは、ユーザーはリストの種々の項目から一つを選択できます。これらの項目はデータベーステーブルに保存され、リストボックスを介して編集することはできません。
フォーム内で見ることができるリスト項目を含むデータベーステーブルは、通常はフォームがベースとするテーブルではありません。したがってフォームのリストボックスは参照と連動していて、目に見えるリスト項目に属する参照はフォームテーブル(値テーブル)内に存在し、ユーザーがある項目をリストから選択してこれを保存すると、これも参照として値テーブルに登録されます。参照値を介し、リストボックスは現在のフォームテーブルとリンクするテーブルのデータを表示できます。このように リストウィザード はデータベース内の 2 つのテーブルのリンクを可能にするので、コントロールは、フォームが参照しているテーブルとは別のテーブルに含まれているデータベースフィールドの詳細表を表示できます。
その他のテーブルでは、必要なフィールドがフィールド名 (ControlSource) によって検索され、その結果に基づいてフィールドが入力されます。フィールド名が見つからない場合、リストは空白のままです。リストのフィールドにリンク先の列が含まれる場合は、最初にクエリーが表示されることなく、相手テーブルの最初の列が使用されます。
たとえば、商品テーブルに供給者番号がある場合、リストボックスでは「供給者番号」 リンクを使って、供給者テーブルから供給者名を表示することができます。ウィザードの フィールドのリンク ページでは、このリンクに必要なすべての設定を入力する必要があります。
コンボボックス
コンボボックスの場合、ユーザーはリストから項目を選択できるほか、テキスト自身を入力することも可能です。ユーザーに選択可能なリストとして提供する項目は、任意のデータベーステーブルから取得できます。ユーザーが選択または入力する項目は、フォーム内にのみ保存することも、あるいはデータベース内に保存することもできます。項目をデータベース内に保存する場合は、フォームが基づくデータベーステーブルに書き込まれます。
コンボボックスは任意のテーブルのデータを表示することができますが、その際に現在のフォームテーブルと、コンボボックスに表示する値を含むテーブルとが直接リンクしている必要はありません(リストテーブル)。コンボボックスは参照を利用して機能しているわけではありません。ユーザーがある値を入力または選択し、これを保存する場合、実際にフォームテーブルに表示されている値が登録されます。フォームテーブルとリストテーブルとはリンクしていないので、ここでは フィールドリンク のページは表示されません。
リストボックスの場合、リストから項目を選択します。この項目は、リストテーブルに保存されます。コンボボックスの場合、リストにないテキストを入力することもできます。このテキストは、フォームの現在のデータベーステーブル (値テーブル) に希望に応じて格納されます。この機能のために コンボボックス ウィザード の最後のページには、リストボックスにはない データ処理 のページがあります。リストボックスの場合にはこのページはありません。ここでは、入力されたテキストを値テーブルに保存するかどうか、保存するとしたらテーブルのどこに保存するかを指定できます。