Collabora Office 21.06 ヘルプ
パブリケーションの種類を指定します。
フレームを含めるかどうかに加えて、タイトルを作成するかどうか、プレゼンテーションのコメントを表示するかどうかを指定できます。
指定のエクスポート処理に適用する基本設定を指定します。
エクスポートページから標準の HTML ページが作成されます。
フレーム付きの標準 HTML ページが作成されます。エクスポート対象のページがメインフレームに配置され、目次がハイパーリンク形式で左側のフレームに表示されます。
ドキュメントのタイトルページを作成します。
コメントも表示されるように指定します。
標準 HTML プレゼンテーションをキオスクエクスポートとして作成し、指定の時間が経過すると自動的にスライドが進行するようにします。
画面切り替えは、プレゼンテーションの各スライドに設定したスケジュールに従います。手動ページ切り替えを設定している場合には、キーボードのいずれかのキーを押すと、HTML プレゼンテーションが新しいページに進みます。
ページの切り替えは、指定した時間が経過すると自動的行われ、プレゼンテーションの内容には関わらず行われます。
各スライドの表示時間を指定します。
最後のスライドが表示されたあと HTML プレゼンテーションが自動的に再開されます。
WebCast エクスポートでは、Perl または ASP を使用する自動スクリプトが生成されます。 これによって、話し手が (たとえば、電話会議の話し手がインターネットでスライドショーを用いる場合などに) 聞き手側の Web ブラウザーのスライドを切り替えることができます 。WebCast に関する詳細は、後ほどこのセクションで解説します。
ASP オプションを選択すると、WebCast エクスポートで ASP ページが作成されます。この HTML プレゼンテーションは、ASP がサポートされている Web サーバーでのみ提供できます。
WebCast エクスポート時に、HTML ページと Perl スクリプトの作成で使用されます。
ビューアーでプレゼンテーションを表示する際に入力してもらう (絶対または相対) URL を指定します。
Web サーバー上にある作成後の HTML プレゼンテーションが保存されている場所の (絶対または相対) URL を指定します。
作成される Perl スクリプトの (絶対または相対) URL を指定します。
WebCast 技術を使って Collabora Office Impress プレゼンテーションをエクスポートする場合、2 つの選択肢があります。ASP (Active Server Pages) と Perl です。
いずれの方法を選択するとしても、WebCast では Perl か ASP のどちらかをスクリプトとして提供する HTTP サーバーを必要とします。したがって、このエクスポートオプションの選択は、使用する HTTP サーバーに依存することになります。
ASP でエクスポートする場合は、開かれている Collabora Office Impress ドキュメントのメニュー ファイル → エクスポート を選択します。エクスポート ダイアログで、ファイルの種類から HTML ドキュメントを選択します。フォルダを選び、ファイル名を入力した上でエクスポートボタンをクリックします。ASP としてエクスポートする場合、HTML ファイルには秘密のファイル名を選ぶことをお勧めします。詳細は、次に説明します。HTML エクスポートダイアログが次に表示されます。先に選択したフォルダにファイルが書き込まれます。
ここで入力したファイル名は、プレゼンテーションの講演者が聴衆に見せるスライドを切り替える際に使用します。WebCast ファイルは、ローカルに保存することも、直接 HTTP サーバーに保存することもできます。ファイルをローカルに保存した場合でも、後から FTP を使用して HTTP サーバーに保存できます。WebCast が機能するのは、ファイルリクエストが HTTP サーバーに出された場合だけなので、この点に注意します。
HTML のエクスポートでは一般的に、複数のドキュメントを異なるディレクトリに転送する必要があります。尚、2つの HTML エクスポートを同じディレクトリを対象に実行することはできません。2つのエクスポートがあると、一つが作成した内容の一部が二つ目のエクスポートにより上書きされてしまうからです。
HTML エクスポートウィザードの 2 ページ目で、出力形式に WebCast を選択します。
WebCast のオプションエリアでオプション Active Server Pages (ASP) を選択します。引き続きその他の設定を行うか、ボタン 完了 をクリックしてエクスポート処理を開始させます。
WebCast は HTTP サーバーからのアクセスがあり次第実行できます。
例:
コンピューターにMicrosoft Internet Information Serverがインストールされているとします。HTML ドキュメントの転送先としては、インストールした際に「C:\Inet\wwwroot\vortrag」を指定していたとします。このコンピュータの URL は「http://meinserver.com」にするべきです。
エクスポートされたファイルはディレクトリ「c:\Inet\wwwroot\vortrag\」に保存されています。このディレクトリでエクスポートは、例えば「geheim.htm」を収得できる HTML ファイルを作成します。この名称は保存ダイアログ(上記を参照)で入力したものです。これで講師は「http://meinserver.com/vortrag/geheim.htm」を URL として入力することによって、JAVAスクリプトをサポートしているブラウザーであれば、どの HTTP ブラウザーでも HTML エクスポートを実行することができます。フォームフィールドから表示するページを変更できます。
ここでプレゼンテーションの聴衆側は、URL に http://myserver.com/presentation/webcast.asp を指定することで、講演者側が選択したスライドを見ることができます。この URL にある他のスライドに聴衆側で切り替えようとしても、ファイル名が分からない限り表示はできません。このため、HTTP サーバーがディレクトリ内のファイルリストを表示しないよう設定しておく必要があります。
エクスポートするには、Collabora Office Impress のドキュメントで ファイル → エクスポート を選択します。これによって、エクスポート ダイアログが表示されるので、ファイルの種類として HTML ドキュメント を選択します。フォルダーを選択し、ファイル名を入力して、保存 をクリックします。すると HTML エクスポート ウィザード が表示されます。ウィザードによって、今指定したフォルダーに、ファイルがいくつか追加されます。
入力されているファイル名は後ほど聴視者が見ているページを変更させるために参照されます。ディレクトリは空のディレクトリを選択します。
HTML エクスポートウィザードの 2 ページ目で発表方法として WebCast を選択します。
そこで表示される WebCast のオプションでは Perl を有効にします。
リスナー用 URL テキストボックスに、聞き手側で使用される HTML ドキュメントのファイル名を入力します。プレゼンテーション用 URL には、プレゼンテーションで使用するディレクトリの URL を入力し、Perl スクリプト用 URL には、CGI スクリプトディレクトリの URL を入力します。ここまでくると、ウィザードの次のページに進んでさらに設定を行うこともできますし、作成 ボタンをクリックしてエクスポート処理を開始することもできます。
エクスポートで作成したファイルは、Perl に対応した HTTP サーバー中への設定作業が必要です。Perl をサポートした HTTP サーバーの種類は非常に多数に上るため、この作業は自動的に行うことはできません。この設定作業は、下記の手順で行います。作業手順を実施するにあたっては、サーバーのマニュアルを参照するか、ネットワーク管理者に問い合わせてください。
まず、エクスポートで作成されたファイルを HTTP サーバー上の適切なディレクトリに移動します。
拡張子が htm 、jpg 、gif であるすべてのファイルを、テキストボックス プレゼンテーションの URL に指定した HTTP サーバーのディレクトリに移動します。
拡張子が pl、txt であるすべてのファイルを、テキストボックス Perl スクリプト用 URL に指定した HTTP サーバーのディレクトリに移動します。このディレクトリの設定では、内包する Perl スクリプトが HTTP リクエストで実行できるようにしておく必要があります。
UNIX システムの場合、拡張子が pl であるファイルに HTTP サーバーによる実行権を与えます。通常こうした設定は、chmod コマンドで実行します。currpic.txt ファイルには、HTTP サーバーによる書き込み権を与える必要があります。
さて、それではそろそろWebCastを実行できる状態になっているはずです。
例:
この例では、HTTP サーバーが実行されている Linux コンピューターがあるものとします。この HTTP サーバーの URL は http://myserver.com、HTML 形式ドキュメントの出力ディレクトリは //user/local/http/ です。Perl スクリプトは、//user/local/http/cgi-bin/ ディレクトリに格納されています。エクスポートするファイル名は secret.htm とし、リスナー用 URL には presentation.htm と入力します。プレゼンテーション用 URL テキストボックスには http://myserver.com/presentation/、Perl スクリプト用 URL テキストボックスには http://myserver.com/cgi-bin/ と入力します。
エクスポートで作成されたファイルで、「*.htm」、「*.jpg」および「*.gif」ファイルは全て HTTP サーバーの「//user/local/http/vortrag/」ディレクトリにコピーします。エクスポートされたファイルで「*.pl」および「*.txt」ファイルは全て「//user/local/http/cgi-bin/」ディレクトリにコピーします。
それではサーバーにルートとしてログインして「//user/local/http/cgi-bin/」のディレクトリ名を変更します。chmodコマンドを使って、適切な権限を設定できます。
Perl ファイルのアップロードが完了すると、発表者はプレゼンテーションを開始できるようになります。聴講者は URL「http://meinserver.com/vortrag/vortrag.htm」でプレゼンテーションを閲覧できます。