Collabora Office 21.06 ヘルプ
ユーザーによるテキスト入力を行うためのダイアログを表示します。入力された値は、変数に収める必要があります。
InputBox ステートメントを利用することで、ダイアログによるユーザー入力を簡単に実装できます。ユーザーの入力する値は、OK ボタンをクリックするか Return キーを押した段階で確定されます。こうして得られる入力値は、一種の関数の戻り値として返されます。また、Cancel ボタンをクリックしてダイアログを閉じると、InputBox は文字長ゼロの空白文字列 ("") を返します。
InputBox (Msg As String[, Title As String[, Default As String[, x_pos As Integer, y_pos As Integer]]]])
文字列
Msg:ダイアログボックスにメッセージとして表示させる文字列。
Title:ダイアログボックスのタイトルバーに表示させる文字列。
Default:ユーザーが何も入力しない場合のデフォルト値としてテキストボックスに表示させる文字列。
x_pos:ダイアログの水平位置を指定する整数表式。この位置指定は絶対座標によるもので、オフィスアプリケーションウィンドウに対するものではありません。
y_pos:ダイアログの垂直位置を指定する整数値。この位置指定は絶対座標によるもので、オフィスアプリケーションウィンドウに対するものではありません。
x_pos および y_pos を省略した場合、ダイアログは画面中央に配置されます。位置の指定単位は twip です。
Sub ExampleInputBox
Dim sText As String
sText = InputBox ("フレーズを入力してください: ","ようこそ")
MsgBox ( sText , 64, "Confirmation of phrase")
End Sub