Collabora Office 21.06 ヘルプ
Pythonスクリプトのファイルは、ファイルシステム上のCollabora Officeが管理するフォルダに格納されます。マクロは、インストールレベル、ユーザーレベル、ファイルレベルで実行できます。
Pythonスクリプトの場所にプログラムからアクセスするには、「セッション情報の取得」を参照してください。
この場所(コンテナー)にある既存のマクロは、インストールされたプログラムによってコピーされ、すべてのコンピュータのユーザーが利用できます。開いているドキュメントは、コンテナーに保存されているマクロにアクセスできます。このマクロを保存、編集するには管理者権限が必要です。
ファイルシステム上のCollabora Officeマクロコンテナーの場所は、OSによって異なります。
Windowsの場合: {Installation}\share\Scripts\python
LinuxとmacOSの場合: {Installation}/share/Scripts/python
このコンテナーには、Collabora Officeユーザーのみアクセスできます。開いているドキュメントは、コンテナーに格納されているマクロにアクセスできます。この場所のマクロは、Collabora Officeユーザープロファイルに保存されます。
マイマクロコンテナーの場所はユーザ空間にあり、OSによって異なります。
Windowsの場合
%APPDATA%\LibreOffice\4\user\Scripts\python
LinuxとmacOSの場合
$HOME/.config/libreoffice/4/user/Scripts/python
ドキュメントマクロはドキュメントに埋め込まれており、ドキュメントが開いている場合にのみアクセスできます。
BASICマクロと同様にPythonマクロもライブラリ、モジュール、マクロで構成できます。
ライブラリはコンテナーツリー内のフォルダーにあります。ライブラリを作成するには、対象のコンテナーにフォルダーを追加します。ライブラリ名はフォルダ名になります。
モジュールとは、ライブラリやコンテナー内のPythonファイルのことです。モジュールを作成するには、コンテナーにファイルを追加します。
マクロは、モジュール内のPythonオブジェクトです。